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TIFF作品賞を受賞したカレフ監督の新作!映画『二月』【感想】第33回東京国際映画祭
- 2020/11/4
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TIFF作品賞を受賞したカレフ監督の新作!
『二月』感想
六本木で開催中の第33回東京国際映画祭からTOKYOプレミア2020選出TIFF作品賞を受賞したカレフ監督の新作の映画『二月』。
映画ログスタッフのどこよりも早い感想レポートです!(日時・場所・チケットは映画祭公式HPでご確認下さい)
映画『バイク泥棒』感想
※この感想には一部ネタバレが含まれます。鑑賞前の方はご注意ください。
辺境の山で暮らす男の少年期から老年に至る人生を静かに見つめ、孤独な生き様が荒涼たる自然と一体化していく様を壮大に描かれている。一人の男の壮大な人生が自然とともに描かれているため、映像美はとても素晴らしいものがあると感じる。
物語の主人公である男の両親は辺境の山で羊飼いをしており、無邪気に自然の中を駆け回る少年(主人公)が描かれているシーンから始まる。自然の中を自由に駆け回る少年の姿には、大自然の中を生きる強さのようなものを感じとれる。
そんな中青年まで成長した男は、軍での将校への道を自ら蹴ってまで、生まれ育った地へと帰り両親と同じ仕事である羊飼いになることを決める。軍での生活では、羊飼いでいることへの強い拘りはあまり感じ取れなかったが、将校への道を蹴ったときの表情や言葉には強い決心が感じ取れた。
その後、実際に羊飼いとなった老年期では、大自然の中孤独に羊と暮らしている姿が描かれており、まさに孤独な生き様を見せられているようで、羊の世話をする老年の姿には哀愁を感じる。だが、自然の中で羊とともに生活している姿はどこか楽しそうで生活に満足しているのかもしれない?
予告動画
キャスト
ラチェザル・ディミトロフ
コリョ・ドブレフ
イヴァン・ナルバントフ
作品情報
監督:カメン・カレフ [Камен Калев]
アジアン・プレミア
125分/カラー/ブルガリア語/日本語・英語字幕/2020年/ブルガリア、フランス/©Waterfront-KoroFilms
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