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多重のハラスメント、誰のせい?映画『ある職場』【感想】第33回東京国際映画祭
- 2020/11/6
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- 第33回東京国際映画祭
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多重のハラスメント、誰のせい?
『ある職場』感想
六本木で開催中の第33回東京国際映画祭からTOKYOプレミア2020選出多重のハラスメント、誰のせい?映画『ある職場』。
映画ログスタッフのどこよりも早い感想レポートです!(日時・場所・チケットは映画祭公式HPでご確認下さい)
映画『ある職場』感想
※この感想には一部ネタバレが含まれます。鑑賞前の方はご注意ください。
あるホテルチェーンの女性スタッフが上司にハラスメントを受けたという実在の事件をもとに、その後日談をフィクション化。物語の舞台は会社の保養所がある江の島となっていて、セクハラ被害を受けたことからネットやSNS上での誹謗中傷まで受けてしまう女子スタッフを励ますべく同僚達が集まる。そんな中、同僚の誰かがSNS上に個人情報を流出させているのでは?という疑惑が浮上し、同僚達の人間関係に亀裂が走る。
その後の犯人探しや上司と部下の言い分が激突するシーンなど、様々な立場や事情が錯綜していき、それぞれの言い分については「分かるなー…」と思える部分もある。このハラスメント問題が当事者間だけの単純な問題ではないことを改めて考えさせられる。
実際のハラスメント事例を元に描かれているため、どんな職場にも身近に起こりえる問題だと観ていて実感させられる。セクハラ、SNSでの炎上問題、誹謗中傷、現代社会に蔓延るハラスメント問題についてひとりひとりがしっかりと考えてほしいと訴えるような作品である。
キャスト
平井早紀
伊藤 恵
山中隆史
作品情報
監督:舩橋 淳
ワールド・プレミア
135分/カラー&モノクロ/日本語/英語字幕/2020年/日本/株式会社タイムフライズ/©2020 BIG RIVER FILMS, TIMEFLIES Inc.
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