
戦争に負けても、この国は誰にも渡さない
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12月18日(金)よりTOHOシネマズシャンテにて公開の映画『日本独立』。
第二次大戦終戦直後、GHQに占領された日本において、そのGHQと互角に渡り合った二人の男、吉田茂と白洲次郎。米国主導で早急に憲法改正を推し進めようとするGHQに抵抗し、一刻も早い日本の独立回復にこだわって熾烈な“戦い”に挑む二人。彼らの心にあったものは、一刻も早い日本の独立への思いだった。本音で激論を交わすことをいとわない、親子ほども年の違う二人の絆、そして日本の未来を見据えた熱い思いと覚悟を描く、人間ドラマが幕を開ける。
浅野忠信、見事な佇まい
これまでに伊勢谷友介(NHK:「ドラマスペシャル・白洲次郎」)や生田斗真(テレビ東京:「アメリカに負けなかった男〜バカヤロー総理 吉田茂〜」)などが粋な白洲次郎を演じてきた。本作で白州次郎を演じるのは、海外でも活躍する浅野忠信。スーツや帽子などの着こなし、その佇まいは、見るものを惚れ惚れさせる。
白洲次郎は実業家・政治家など多彩な活躍をしておりファッションモデルも務めていた。ただ良いもの着るのではなく本当の意味での服の着こなし、そのセンスはイギリスでの留学生活で磨かれたものだろう。またスーツをはじめとする身に着けるものへの拘りは強く、一時一線を退いて農業作業に従事していた時の身だしなみにも気を付けていたという。そんな白洲は、「日本で初めてジーンズを履いた男」としても有名で、何を着てもカッコ良く、似合っていた。
外車マニア白洲次郎 “オイリーボーイ”と呼ばれ
白洲は、戦前から外車を乗り回すなど筋金入りのカーマニアで、イギリスに留学中ブガッティやベントレーなど外車を乗り回しており、レースに参加したりヨーロッパ大陸の旅行などしていた。その車好きから「オイリーボーイ」というニックネームがつくほどだった。その多くの外車を乗り回せたのは父からの仕送りが大きかった。その金額は現在の換算で約4000万円ほどの仕送りもあったとも言われている。
本作でも吉田茂の家に向かう際に妻・正子と一緒に車で向かうシーンが登場する。スピード狂だったこともあり飛ばして運転しているようにうかがえる。ファッションだけではなく車にも拘りをみせ、どんな時でもジェントルマンだった白洲は11月28日で没後35年立つが、今なお白洲次郎という男のセンスや生きざまに魅了され特集が組まれるほどだ。彼の生き方から自分を磨いてみたり、日本の未来について考えるいい機会かもしれない。
12月18日(金)より公開する本作を観ればより白洲次郎についてより知ることが出来るだろう。
『日本独立』予告編映像
あらすじ
1945年8月15日、第二次世界大戦終戦。日本は、GHQ(連合国軍最高司令官総司令部)の占領下に置かれた。連合国最高司令官マッカーサーが厚木に降り立ち、GHQは第一生命ビルに拠点を置いた。正装の昭和天皇とラフな格好のマッカーサーが並んだ写真が新聞に掲載されると、国民は、敗戦の事実に改めて衝撃を受けた。
終戦直後に外務大臣に就任した吉田茂は、日本の再出発のため、旧知の仲である白洲次郎を呼び寄せる。彼は、ケンブリッジ大学の留学経験を持ち、抜群の英語力を備え、いかなる時でも筋を通す男。開戦前から既にアメリカとの戦争の敗戦を予測していた彼は、数年前に実業の第一線を退いて、東京郊外に移住し、農業に専念していた。
吉田は白洲に、GHQとの交渉役、終戦連絡事務局の仕事を託す。吉田は言う。「占領はすぐに終わる。だが、その間の対応を日本が間違えると、一度負けたどころか、二度も三度も負けることになる」…
キャスト
浅野忠信 宮沢りえ 小林薫
Adam Templar
Robert D Heath Jr.
Benedikt Sebastian
柄本明
渡辺大
松重豊
伊武雅刀
佐野史郎
石橋蓮司
大鶴義丹
青木崇高
浅田美代子
梅宮万紗子
野間口徹
奥田瑛二
監督・脚本
伊藤俊也
『日本独立』作品情報
配給:株式会社シネメディア
制作協力:東京シネマ倶楽部
©2020「日本独立」製作委員会
2020年 / 日本 / カラー / 上映時間2時間7分 / 5.1ch /アメリカンビスタ
レイティング:G
公式サイト:https://nippon-dokuritsu.com
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