衝撃的な言葉「入管の中で死にたくない」から始まる『東京クルド』予告解禁!

東京クルド,画像

7月10日(土)より東京、大阪で緊急劇場公開

日本で生きるふたりのクルド人青年を 5 年以上取材した日向史有監督のドキュメンタリー映画『東京クルド』7 月 10 日(土)より[東京]シアター・イメージフォーラム、[大阪]第七藝術劇場にて緊急劇場公開します。

公開に先立ちご覧いただいた方からのコメントが到着、さらに、予告編も解禁となりました。2021 年 5 月、入管法改正案は事実上廃案となったものの、日本にやって来た難民たちが置かれている過酷な状況は何ひとつ変わっていません。
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衝撃的な言葉「入管の中で死にたくない」

解禁となった予告は、「入管の中で死にたくない」衝撃的な言葉から始まり、日本で育ったふたりのクルド人青年の青春と日常を映し出します。夢に向かってもがく姿、それを阻む大きな壁。差別的な状況の中で懸命に生きようとする人々の姿から、もう目を背けることは出来ない。「救えるのは誰かーー」最後の言葉は私たち自身につきつけられます。

また、沖縄の海と空をバックに赤い T シャツにふんどしで社会問題、時事問題について叫ぶ姿でおなじみのせやろがいおじさん、台湾で生まれ、幼少期より東京で育つ作家の温又柔さん、「小さいおうち」で直木賞を受賞、5 月に入管法改正案反対の会見にも出席した作家の中島京子さん。東京新聞記者で映画『新聞記者』のモデルである望月衣塑子さん、『FAKE』『i-新聞記者ドキュメント-』の監督で作家の森達也さんらから、絶賛のコメントが到着しました。

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コメント 五十音順、敬称略

温又柔 小説家
さっさと他の国に行けって?
行けるものなら、とっくにそうするよ。
いっそ、たどり着かなければよかった。
――これ以上、この国に、絶望させられませんように。
今日もきっと、誰かが必死に耐えている。
こんな日本で、私たちはいいの?
知らないふりは、もうできない。

せやろがいおじさん(えもやん) お笑い芸人・YouTuber
八方塞がりの絶望的な状況においても、僅かな希望に向かって懸命に日々を過ごしている 2 人のクルド人青年。
そんな 2 人に向けて、入管職員が放った言葉が耳から離れない。
「帰ればいいんだよ。他の国行ってよ他の国」
この言葉が象徴するのは、入管の「排除の体質」だ。入管が排除の対象にしている「人」がどのような存在なのか。この作品を通じて多くの人に見て、知ってもらいたい。
髙谷幸 東京大学教員
「仮放免許可書」——入管によるたった一片の紙切れが、若者の日常生活のあらゆる側面を規定し、彼らの抱く夢、淡い期待をも蝕んでいく。彼らを追い詰めることで、この国は、そして「私たち」は、何を守ろうとしているのか。

鴇沢哲雄 フリーライター/「日本で生きるクルド人」
差別と無理解、入管行政の厚い壁…。戸惑いと絶望の中でもなお、生きる希望とクルドの誇りを捨てない若い二人。オザンとラマザン。その問いかけは私たちに突きつけられた刃のようだ。
中島京子 小説家
18 歳と 19 歳。対称的な二人の、けれど等しく理不尽な現在に心を掻き乱される。摘み取ろうとしても、踏み潰そうとしても、明日に向かって伸びていく生のエネルギーは壊せない。彼らの未来を奪おうとする日本という国の試みは、ただひたすら残酷なだけで、そもそもの始めから失敗しているように見える。彼らに在留資格を。日本で生きていく未来を。もし、それができないのなら、滅びるのは彼らではなく、この日本だ。

西森路代 ライター
ラマザンとオザン。ふたりのクルド人の若者は、前に進んだかと思えばすぐに壁にぶつかる。彼らを立ち止まらせるのはこの国の矛盾だ。映画を見て動くべきは自分たちだと思った。

ハン・トンヒョン 日本映画大学准教授・社会学- 3 –
今ここで自由を求めて格闘する 2 人の姿から見えてくる、この社会の不正義とこの世界の不条理。その壮絶に重ねる傲慢を恥じつつも共振してしまったのは、在留資格はあっても国のない私にも身に覚えのある理不尽さと青春の痛みがそこにあったから。
彼らも、そして大人になった私も、今ここを生きている。
今ここに生きるすべての人が見るべき、痛切な青春映画。

望月衣塑子 「東京新聞」記者
まだ若いオザンに入管職員は「他国へ行ってよ。帰ってよ」と平然と刃を突きつける。これが彼らの日常であり、入管対応の現実であることに怒りと絶望しかない。現在を生きる全ての日本人が観るべきドキュメンタリーだ。

森達也 映画監督・作家
帰ればいいんだよ。他の国行ってよ。入管職員が彼らに浴びせる言葉を聞きながら、僕はこの国に生まれたことが本当に恥ずかしい。苦しい。腹立たしい。観終えて思う。日本国民の半分が、いや 10 分の一が、いや 100 分の 1 でもいい、とにかくこの映画を観てオザンとラマザンの夢と希望を打ち砕く冷酷さを目撃したのなら、きっと気づくはずだ。入管職員は日本国籍を持つ自分たち自身でもあるのだと。

綿井健陽 ジャーナリスト・映画監督
名古屋の入管施設で亡くなったスリランカ人女性・ウィシュマさんの顔と名前を憶えている人は多いだろう。ならば、この映画に現れるクルド人のオザンとラマザン、そしてメメットの顔と名前も憶えておいてほしい。彼らが日本でどんな扱いを受けてきたのか、彼らがこれから日本でどう生きていけるか。入管の中も外も、日本社会とつながっている。

日向史有監督メッセージ
2021 年、入管法「改正」案が閣議決定され、審議の末に成立は見送りとなった。しかし、私には、今も日本が難民を排除する方向に向かっているとしか思えない。 この原稿を書いている今、ニュースでは収容に死亡したスリランカ人女性ウィシュマ・サンダマリさんの続報が伝えられている。だが、なぜ彼女が亡くならねばならなかったのかについては、未だ明らかにされていない。 今回の「改正」案が見送られたからといって、この映画に出演してくれた人たちの置かれている過酷な状況は、何ひとつ変わらない。
今回の映画公開にいたるまでには約 5 年かかった。少しでも多くの人に、日本で生きるクルド人について知ってもらいたいと思っている。

『東京クルド』劇場予告編映像

監督

日向史有
東京クルド,画像
撮影:松村敏行 金沢裕司 鈴木克彦
編集:秦岳志
カラーグレーディング:織山臨太郎
サウンドデザイン:増子彰
MA:富永憲一
プロデューサー:牧哲雄 植山英美 本木敦子

製作:ドキュメンタリージャパン
2021 年|日本|103 分
協力:日本クルド文化協会
技術協力:104 co Ltd
クルド語翻訳:チョラク・ワッカス
助成:文化庁文化庁文化芸術振興費補助金(映画創造活動支援事業)独立行政法人日本芸術文化振興会
配給:東風
公式HP:https://tokyokurds.jp/
(C)2021 DOCUMENTARY JAPAN INC.

映画【東京クルド】予告編解禁+コメント到着!

7 月 10 日(土)より渋谷 シアター・イメージフォーラム、大阪・第七藝術劇場にて緊急公開決定!ほか全国順次公開

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