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今回は、映画ログのおすすめ映画「わたしは、ダニエル・ブレイク」(上映期間:7月8日~7月21日)を上映する飯田橋ギンレイホールをご紹介します。支配人として映画館を切り盛りしている久保田さんにギンレイホールの魅力をたっぷり語っていただきました。
◆映画ファンにはたまらない「ギンレイシネマクラブ」!!

【写真】劇場内に掲載されている昔上映した作品のポスター。設立当時からのポスターは全て倉庫に保管しており、このような形で映画ファンを楽しませてくれている。これも歴史があるからこそできるギンレイホールのおもてなし。

戦後間もない時期から、この地に「銀鈴座」として親しまれ、1974年(昭和49年)に名画座としての歴史をスタート。数多くのファンに支えられて、今年で44年目を迎えました。

名画座には2種類があり、主に旧作の秀作を上映する映画館と、ロードショー終了後の新しい作品を上映する映画館があり、ギンレイホールは後者になります。

上映スタイルは、2週間毎に作品が入れ替わる2本立て。料金は一般1,500円、学生1,200円(他、割引制度あり)で、1度の入場で選りすぐりの映画を2本鑑賞することができます。

また、ギンレイシネマクラブに入会すると、年会費10,800円(税込み)で、1年間ギンレイホールで上映する映画を何本でも鑑賞することができます。会員になれば、毎回チケットを買うことなく、上映期間中の2作品を別々の日に鑑賞したり、気に入った作品を何回も鑑賞できるなど、ギンレイシネマクラブは映画ファンにはたまらないサービスと言えるでしょう。
※お得なギンレイ・シネマパスポート。詳しくは公式HPにて。
◆映画業界経験ゼロから

【写真】左が支配人の久保田さん、右が劇場マネージャーの新井さん。支配人自ら現場での業務もこなし、スタッフの皆さんとの息もバッチリです。これからもチームギンレイが映画ファンに選りすぐりの映画を届けてくれることでしょう。

支配人の久保田さんのキャリアは映像やTV番組の制作でしたが、「映画業界」は未経験でした。支配人として映画館を運営することに戸惑いはありましたが、ギンレイホール現社長の熱意とスタッフのバックアップを信じて、思い切ってこの世界に飛び込んだそうです。

また、多岐に渡る支配人の仕事の中でも特に重要なのは上映する演目の選定です。演目は全て久保田さんが選定します。作品の情報収集のために、平日はほぼ毎日試写会に出かけ、仕事帰りの遅い時間にもロードショーを観に行くことがあります。そこまで対応しても、公開本数が増えて、鑑賞が追い付かないことがあるのだそうです。お客様に自信を持ってご提供する映画を見つけるためにと、久保田さんのスケジュールは2カ月くらい先まで試写会でギッシリ詰まっています。
◆支配人からお客様への「密かな提案」とは!?
新作映画の公開中に、ギンレイファンから『この映画ギンレイでやるよね?』『上映待ってるからね』などの声が届くことがあります。久保田さんは、こうしたファンの期待感を“ギンレイカラー”として受け止めています。

作品選びポイントとして“ギンレイカラー”を大きく外さないことも大切にしているそうです。

名画座には当然「特色」が必要とされます。ギンレイホールの「独自色」を生み出すためには、劇場のカラーを大切にするだけではなく、カラーに固執せず、新たなジャンルに挑戦したり、ひねりを加えたり、テーマを変えたりなど、様々な試行錯誤の末に別の「カラー」を調合するのだと、久保田さんは語ります。

【写真】月に1度金曜日と土曜日に開催しているオールナイト上映では、通常ではなかなか上映できない旧作や、監督の特集などを上映。これもお客様にギンレイホールをより楽しんでもらうための取組み。このような企画ものは、イベント企画スタッフが担当していて、その辺りのセレクト感も楽しめます。

上映期間が短い単館系の作品や、あまり宣伝されていない上質な作品を組み合わせて上映出来るのも、2本立てを謳っているがゆえの特色です。

お客様からは、『この映画知らなかったけど良かった』『自分では見に行かない映画だけど教えてくれてありがとう』と言われることがあるそうです。そんな時に、久保田さんは名画座冥利に尽きるな、と感じるそうです。

また、2本の作品を括ってテーマ等をつけないという点にもこだわりがあるそうです。お客様に先入観を与えるような形にしないために、あえてテーマは公表しないのだそうです。

お客様に『今回の2本立てのテーマは何だろう?』と想像していただきたいということが、支配人からのお客様へのメッセージであり「密かな提案」なのだそうです。


【次ページ】ダニエルは絶対に上映しないといけない作品! >>


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